耐磨性シリコンカービッド粉末 シリカ・マルライト火熱性レンガ

 1、耐摩耗性
シリコンモース煉瓦の主な結晶相は、高硬度のシリコンカーバイド（モース硬度 9.0〜9.5）、ムライト（モース硬度 7.0〜7.5）、コランダム（モース硬度 9.0〜9.2）で構成されています。製品の密度が高く、体積密度は2.7g·cm-3以上です。耐火材料の常温耐摩耗性はその強度と構造の密度に依存し、強度と密度が高いほど、耐摩耗性が優れています。セメントロータリーキルンのライニングは、材料の転がり摩擦と摩耗に長時間さらされており、これが耐火ライニングの損傷の主な原因の1つです。SiMoレンガの密度、強度、耐摩耗性は、高アルミナレンガやマグネシア-アルミナスピネルレンガよりも大幅に優れています。セメントロータリーキルンの二次焼成ゾーン、遷移ゾーンなどの部分での使用に良い効果があり、優れた耐摩耗性が非常に重要な役割を果たしていると言えます。

2、高温性能
荷重下でのシリコンの軟化温度は1500℃以上、一部は1690℃にも達し、窯内の高温衝撃に十分耐えることができ、軟化や変形を起こさない。
シリコンれんがのグレードによって、荷重軟化温度が異なり、用途も異なります。二次焼成ベルトまたは上下遷移帯の温度は1400〜1450℃まで上がり、焼結ベルトれんがの表面温度よりも高くなります（焼結ベルトは窯肌保護材で覆われており、れんがの表面温度は900〜1000℃です）。そのため、シリコンれんがのブランドは1650を選択し、安全ベルト、分解ベルトまたは冷却ベルトの温度はより低いため、ブランドは1600を選択します。予熱帯または分解帯は、グレード1550のシリカモタイルで作ることができます。これらのSiMoれんがの荷重軟化温度は、高アルミナれんがのそれよりも大幅に高くなります。

3、耐剥離性と熱衝撃安定性
周知のとおり、セメントロータリーキルンの温度は大きく変動し、キルンはメンテナンスや事故処理のために頻繁に停止し、ライニングは激しい温度変動に耐えなければなりません。SiCレンガには一定のSiCが含まれており、SiCの熱伝導率は高く、熱膨張係数は比較的小さいため、製品の熱安定性が大幅に向上し、1100°Cの水冷テストでは10倍以上、最大46倍であるため、セメントロータリーキルンで使用されるシリコンレンガは剥離せず、破損せず、耐用年数が大幅に向上します。
4、断熱性能
セメントロータリーキルンの遷移帯に使用されるスピネルレンガは、熱伝導率が高いため放熱損失が増加し、窯本体の寿命に影響を与えるため、年に2〜3回は窯を停止してメンテナンスし、耐火物を交換する必要があります。シリカモタイルの熱伝導率[≤2.3W·(m·K)]はスピネルレンガよりも低いため、シリカモタイルの断熱効果が優れています。大型ロータリーキルンの二次焼成帯、遷移帯、冷却帯、予熱帯、分解帯に使用されるケイ酸塩レンガの表面温度は、スピネルレンガを使用したシリンダーの表面温度よりも100°C以上低くなります。

シリコンシリカムライトレンガ利点
1. シリカの物理的および化学的性質
「シリコン」はシリコンカーバイドレンガ、「Mo」はムライトを指します。実際、シリコンMoレンガは高ボーキサイト、シリコンカーバイドを主原料とし、焼結によって耐火レンガを製造します。本質的に、シリコンレンガはシリコンカーバイドが添加された高アルミナレンガです。これらの中には、ムライト、三石、コランダムなどの耐火材料が混合されている製品もあります。
SiCは、超高温と強い還元の条件下で炭素と二酸化ケイ素を反応させることで合成されます。合成の特徴は、炭素粒子が動かず、SiO2と中間物質（SiO、Si）が最初に気相になり、その後炭素と接触して反応することです。
2. シリコンカーバイドが高アルミニウムレンガの性能に与える影響
炭化ケイ素を添加することで、高アルミニウムレンガの耐摩耗性、耐熱衝撃性、荷重時の軟化温度、耐侵食性が大幅に向上し、総合的な特性に優れた新しいタイプの耐火レンガが生産されます。
炭化ケイ素のモース硬度は最大9.5です。高アルミナ質レンガに炭化ケイ素を添加すると、耐火レンガの硬度が増加します。これにより、研磨粒子が耐火レンガに接触したときに、耐火レンガに削り込まれる深さが制限され、研磨粒子が耐火レンガの表面を滑るときに耐火レンガ表面から特定の材料を削り取る可能性が減少し、耐火レンガの耐摩耗性が向上します。SiCは、高い熱伝導率[84W /（m•K）]と適度に低い熱膨張係数（4.7×10-6 / K）を備えています。高アルミナ質レンガに炭化ケイ素を添加すると、熱伝導率が向上し、熱膨張係数が減少します。したがって、高アルミナ質レンガの耐熱衝撃性が大幅に向上します。
SiC は酸化されて SiO2 と CO を形成し、SiO2 は Al2O3 と反応してムライトを形成します。これらの反応は両方とも体積の大きな増加を伴います。反応生成物のムライトは優れた高温特性も備えています。したがって、炭化ケイ素を適切に添加すると、耐火レンガの再燃焼収縮を補い、荷重下での軟化温度とクリープ抵抗を向上させるのに役立ちます。

シリコンレンガの多様性と性能
SiC レンガは、高アルミナ炭化ケイ素耐火レンガの一種です。異なる特殊な耐火材料を SiC レンガに添加すると、SiC レンガのいくつかの特性をさらに向上させることができ、改良された SiC レンガは異なるサブクラスに分類できます。たとえば、SiC レンガ材料のボーキサイトの一部をアンダルサイ​​トと置き換えることで、SiC 赤レンガを作成できます。SiC 赤レンガは、耐高温性と耐腐食性に加えて、SiC レンガよりも耐熱衝撃性も優れています。
多くのセメント工場の実践により、シルモ赤レンガまたはシルモレンガは、5000t/dの新型乾式ハイドロキルンの上部遷移帯で12か月間使用できることが証明されています。新型2500t/d乾式セメントキルンで使用される上部遷移ベルトの耐用年数は1〜2年で、これはマグネシアアルミナスピネルレンガの150％〜200％に相当します。

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